Carpenter Technology Corporation
Carpenterでは2つの真空誘導炉でSAVEWAYシステムを使用しています。最初のシステムは、1996年一般的なチャンバーをもつ15ton炉に設置し、その後1997年20ton VIDP導入の際は最初からシステムを組み込んだ状態にしました。どちらの炉もワークライニングとしてMgOレンガ、バックアップライニングとしてMgOドライラミング材を使用した構造になっています。これらの炉では、負荷の高い回転部品に使われる超合金、ステンレス特殊鋼、ベアリング鋼、高透磁率合金および電子機器用合金を溶解しています。
SAVEWAY導入によって次のようなメリットが得られました:
- ライニング中のメタルの進行を早期発見出来るので誘導コイルの損傷が回避できる。
- ライニングの問題箇所が特定出来ることで築炉技術・方法の改善につながる。
- 材料装入の方法がライニングの寿命に与える影響をすぐに評価出来るようになった。
- 様々な精錬方法がライニングの寿命に与える影響を確認出来た。これにより適切な改善を行うことが出来た。
- 誘導コイルへのリスク無しにライニングを最大寿命まで活用出来るようになった。
- キャンペーン始め、耐火物から水分が抜けていく過程がリアルタイムにはっきりと分かる。
- SAVEWAYシステムのデータを基に溶解キャンペーンの終了時期が予測出来るのでより効率的な操業を行うことが出来る。
Yours sincerely,
Dwight D. Wegman
Area Manager – VIM Process Technology
(原文はドイツ語)