VULKAN INOX GmbH Vulkan_2013-Logo-297x300

当社では、6tの溶解能力を持った同一の中周波炉を2基使用して高合金ステンレス鋼の研磨材と特殊な顆粒を製造しています。

両方の炉ともスピネル形成のドライラミング材で築炉され、同時に並列操業しています。 操業は生産上の理由から不規則です。 その不規則な操業は温度変化を引き起こし、炉のライニングに大きな影響を及ぼします。

2012年、両方の炉にライニングの残厚測定のためにセーフウェイシステムを導入しました。 導入の理由は、ライニング寿命に対する炉の操業特性とその他の生産パラメータの影響を客観的に評価するためです。 システムによって安全が保たれていたので、幅広く異なる耐火材のテストをすると共に、あらゆる生産パラメータの影響も調査することが出来ました。 そして、炉の操業と製造プロセスの最適化を行うことで、ライニング寿命をそれまでの2倍に延ばすことに成功しました。

また、セーフウェイシステムで表示された履歴のデータに基づき、正確にライニングのキャンペーン終了時期を予測することが可能となりました。 今では、予定外のリライニングを避けることによって、生産ロス発生を防止することが出来るようになりました。

ライニングの残厚が測定されることで、炉の作業者が客観的にライニングの状態を評価することが出来ます。 彼らは、二度と直感だけを唯一頼りとしなくて良くなったのです。

Stanko Zovak

 

(ドイツオリジナルの翻訳)

 

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