Siemens Gusstechnik GmbHsiemens

(今: Sachsen Guss GmbH)

8tコアレス誘導炉のコイルと鉄芯間で予知出来ない事故が頻繁に発生したので、2009年に鉄芯監視システムSAVESEARCHの導入を決断しました。このシステムによって全ての鉄芯の継続した測定がなされ、早期に進行しつつある絶縁不良箇所を特定することが可能となります。

コアレス誘導炉において絶縁不良箇所を見つけることは、困難で時間の掛かることです。我が社では鋳鉄溶解のためにOtto Junker 社製の8t、8MW中周波炉を使用しています。最悪の場合、鉄芯の目視検査におよそ8時間必要です。ですから長い間鉄芯の絶縁状態監視の技術的な解決策を探していました。

連続監視システムSAVESEARCHは、起こりつつある問題を明らかにする力を与えてくれます。システムの表示は全て正確です。例えば、炉頂のキャスタブル内の水漏れを直ちに検知し場所を特定して生産休止を避けることが出来ました。また、別にコイルから水漏れがあった時もそれを検知しました。

測定用のセンサーは簡単に取り付けることが出来ます。一般的な鉄芯の絶縁材を測定用のセンサーが組み込まれた絶縁材に置き換え、それを測定システムに接続するのです。鉄芯の絶縁状態は常に測定され記録され続けられることで予防保全を実現することが可能になります

SAVESEARCHシステムによってコアレス誘導炉の有効性は明らかに高まりました。絶縁不良を見つけることに要する時間は、最小化され、生産休止によるロス発生を回避することが出来ました。

最後にその素晴らしい顧客サービスとSAVESEARCHシステム表示画面をうまくデザインして頂いたことに感謝を表します。

Best regards

 

i. V. Helmar Bauch             i. V. Mathias Gaag
Manager Production         Manager Melting Shop

 

(原文はドイツ語)

バック